2006年08月11日

ウークィの夜に。

8日の夜、平田さんのお父さんが亡くなった。
22時すぎに電話で聞いた。
一瞬、言葉が出なかった。
こういうとき、私は本当に何も言えない人。

「気を落とさないでくださいね」

そう言うのが精一杯。

「美ら島物語」在籍時に、取材で2回ほど会ったことがある、お父さん。
豪放磊落で繊細な島の人。

初めて会ったのはたしか、3年前のウークイの日。
島の盆踊りを取材していた私を初対面にもかかわらず、
お家に招きいれて、 一緒にお線香を上げさせてくれた。

二回目は翌年の春。
何回も畑につれていってもらった。
島にんにくや島らっきょうがどのように出来るかを
得意そうに語り、缶ビールを何本もご馳走してくれた。

島を出る日に

「お前はいい奴だ」

と誉めてくれた。

近くも遠くもない間柄だけれど、思い出は
色濃くて。
訃報を聞いたあと、ちょっと、どうしてよいのかわからなくて、
夜遅くから料理をしたりした。

ぼぉっとしてしまいそうになる気持ちを、
料理というとても現実的な営みをすることで、
この世にくくりつけておきたかったのだろう。

ウークィの日にご先祖様と一緒にあの世へ
帰っていかれたのかな…

謹んで、お父さんのご冥福をお祈りするとともに、
平田さんが留守の間、私たちTAOスタッフはしっかりと
沖縄本島を守っていきます。

自分のできることを、精一杯やる。

それが、いちばんの供養だと思うから。



この記事へのトラックバックURL

http://yuriyuri.ti-da.net/t945074
※このエントリーではブログ管理者の設定により、ブログ管理者に承認されるまでコメントは反映されません
認証文字を入力してください