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2011年07月17日

必見!よみがえる琉球芸能江戸上り

今日は早起きして、こちらの映画&講演会を見てきました。

よみがえる琉球芸能江戸上り @桜坂劇場
           &
上里隆史講演会「江戸上りのアイドルたち」


必見!よみがえる琉球芸能江戸上り

現代版組踊に参加しているメンバーや琉球史、琉球芸能に関心のある方は
ご覧になることを、オススメしますびっくり!!

映画の内容は、絵巻に描かれた「江戸上り」を160年の時を経て復元し、一夜限りの舞台として
上演するまでを追ったドキュメンタリー。

舞踊、地謡、路地楽、中国の京劇といった芸能・音楽家の方々、
衣装、装飾品を想像力と時代考証をもとに再現する衣装部・小道具の方々、
ささえるスタッフ…の情熱も目を見張るものがありますし、

また、要所要所はさみこまれた歴史的資料や土地の映像を見ると、
200~400年前の琉球の人々がどのような旅をしたのか…ということがよくわかります。

「薩摩侵攻後、江戸の将軍が代変わりするごとに、琉球は使節団を送った。それが江戸上り」

と知識としては知っていますが、映画を見たことで具体的な体験&知識と
なったように思います。

映画と講演会のキーワードは

琉球が示した「美と文化」という力

江戸上りに際して、琉球王府は教養があり文化の素養に優れた美少年で
「楽童子」を編成しました。

当時、アジアの中心は中国。
その中国の文化は江戸にとっても最先端のもの。

琉球王府で働く人々にとって、中国の文化(踊り、楽、習字など)を
たしなむことは必須でした。

琉球から来た見目麗しい少年達が、江戸の武将たちの前で最先端文化を
披露し、賞賛の的になったようです。

教養あふれる美少年 VS むくつけき(?)侍

勝負は歴然です……ガ-ン

また、九州から江戸までの陸路の旅では、琉球使節団をひとめ見ようと
桟敷席が設けられたり、行列を楽しむためのガイドブックが発行されたりと
日本中に琉球ブームを巻き起こしたそうです。

中でも、美少年集団「楽童子」の人気たるや、今の韓流スターと
例えてもいいくらい、とか!?

楽童子の髪型が江戸の女性の間で大流行したり、
楽童子の似顔絵(当時は写真がないので…)が売れに売れたり
したそうです。

いつの世も、人は美しいものや文化に夢中になり、熱狂するのですね。ニコニコ

そして、すごいな~と思ったのは、「楽童子」を良家の美少年から選ぶことは、
偶然ではなく、確信的に行っていたようですね。琉球王府。

武力や経済力では、薩摩や江戸幕府にとうてい勝てない。
でも、琉球には最先端の文化を身につけた、美しく教養あふれる人々がいる。

江戸上りの際は、それを思いっきりアピール!
日本人、みな夢中!
という構図だったようです。

なんというか…人の心のツボをわかってますよね。
ホスピタリティあふれ、コミュニケーション能力の高さが謳われる
琉球~沖縄の人々の秘密はこの辺にあるのかもしれない。
うむピース

文化と美の力で、勝たないけど負けない外交戦略。
そういう見方で捉えると、琉球王府の政策はしたたかで小気味よく感じられました。

すごいな~~~ 琉球王国。
ますます、興味しんしんです。



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Posted by yurippe at 19:49│Comments(0)島日記
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